アルゴーザ&サッタラ


Alghoza & Satara   अलगोजा & सतारा ستارا & الغوزہ  જોડિયા પાવા

アルゴーザ & サッタラ    

ダブルフルート のアルゴーザ & サッタラは、旋律用の菅を両手の指三本づつを添えて、

更にもう一方の菅によるドローン(通奏音)の音色を伴奏しながら、

リコーダーと似た構造の歌口のウィンドウェイ構造の二つの菅を同時に循環呼吸で奏でます。

演奏される地方は、インドとパーキスターンにまたがるエリア、 パーキスターンの南西部バローチスターン州、何東部スィンデゥー州、

インド北西部のラージャスターン州、南西部のグジャラート州で主に演奏されます。

呼び名も複数存在します、 全般的に「ジョーリ」、グジャラートのカッチ地方の「ジョーディア・パワ」、パキスターンの「ビーンノーン」、バローチスターン「ドネリ」とたくさん変化していきます。

*パンジャーブ州のバングラに使われる同名のアルゴーザは、構造と奏法が異なってくるので

この記事からは割愛させてもらいます。

楽器の起源については、

羊飼い、ラクダ飼いや、水牛使いが方々へと放している家畜を呼び寄せるために使うとてもシンプルで素朴なものだったようですが、探究心の豊かな音楽家の手によって演奏方法と、楽器の改良によって現在のスタイルへと落ち着きました。

素材は、主にシーシャム(ローズウッド)材や、ケール材が主流。

旋律用の菅は「ナール」と呼び

もう一方の基音となるドローン(通奏音)を奏でる菅を「マダ」と呼びます。

「アルゴーザ」 & 「サッタラ」という名前については、

演奏の時に菅の形状によてって名前の呼び名が2つに分類します。

つまり、アルゴーザを演奏するのかサッタラを演奏するかで呼び名が分かれます。

両方ともに旋律管「ナール」を上から三つ塞いだ音がトニック(基音)となります。

そのトニックの菅に対してオクターブ下の音域のドローン菅「マダ」をペアにすると

アルゴーザと呼びます。基音はD~F#が主流。

サッタラも同じく旋律菅の上から三本を塞いだ基音の状態で、ドローン菅「マダ」が

旋律間の基音と同音、同じ菅の長さの形状のものをサッタラと呼びます。

基音はB~Dが主流。 更に、アルゴーザとサッタラともに歌口のウィンドウェイを蜜蝋の塊で空気量の調整を行い。それに伴い「マダ」のウィンドウェイも蜜蝋の塊によって調整と調律を行います。

そして「マダ」の下部にある穴も蜜蝋で塞ぐことで解放音の位置を変化させ様々な音階の演奏に対応していきます。

インド音楽の旋律「ラーガ」を奏でるために、ラージャスターン、グジャラート、パーキスターンの民謡の演奏の理論では「チァッティース・ラーギニー」という枠組みの中で、北インド古典音楽のような決まったラーガの概念から、逸れることなく構築させる音世界とは、また異なるシステムによる、民謡独自の様々なラーガ感を織り交ぜた歌を表現していきます。

写真の2ペアでは、

茶色のシーシャム(ローズウッド)材のものがサッタラ。基音B音階 - Taga Ram Bheel氏作 -

黄色いケール材のものがアールゴーザ。基音E音階 - Hakhim Haridas Ram Bheel氏作 -

#Alghoza #アルゴーザ

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